仕事が出来ない
とある人、Kさん。
趣味の社交ダンス分野で自分はどんなに頑張っても、スタートが遅れ、その差は縮まらない。
要領よく、アタマとお金を駆使し工夫してショートカットし、普通の人よりは多少速く習得しているとしても。
持ち前の負けん気で、頑張るのだが、どうしても思うようにならない。
で、すっぱいブドウ作戦。
なんだい、あんなの。
あんな趣味。
そもそも、自分は現役時代は仕事仕事で、趣味どころでなかった。
一番仕事が忙しい40代ぐらいの、比較的若い時代から
ちんたらこんたら、社交ダンスなどという、そんな趣味に明け暮れることができるなんて、
第一、そんな時間が日常に取れるなんてことは、出世コースからは脱落している証拠、
仕事が出来ない人間に決まっている。
仕事に活かせる趣味といえば、ゴルフしかない。
ゴルフは、お得意さんや社外、社内、その他の接待に十二分に交際力、営業力、影響力を発揮できる。
仕事の出来る人間は、ゴルフ以外にはない。
(Kさんは、ゴルフはシングル・プレイヤー)
ダンスが出来る人間は、仕事が出来ないという証明みたいなものなのだ。
なんていう論理を打ち立てた。
無理やりそれで納得していたが、
負けず嫌いの性格を親しい趣味仲間に指摘され、ショックを受けた
成立公司。
競争して人と比べて勝たなくても、それぞれによければ、自分は納得できるのでは?
自分の存在価値として、勝つことでしか、優劣を判断してこなかった企業戦士だった、その人は、
新しい価値観を持つことにした。
それは、自分を救うためだ。
自分の余生に安らぎを保つためだ。
だが、急にはそれまでの人生を覆すような価値観には変換できない。
やはり、あいかわらず、負けん気が付きまとう
註冊香港公司。
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