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yyyyyyy6

2014年11月14日

うしろ姿を見るとも




事情は覚えていませんが、とにかくその時、僕とさい君はふたりで、ショッピングモールのベンチである程度の時間を過ごさねばなりませんでした。
このブログでも何回も書いてきましたが、さい君の話はとても長いです。御自分でも自覚はあるそうです。どういうふうに長いのか、というと、だいたい大別して二種類に分かれます。
①『何を言いたいのか』が全然伝わらず、瑪姬美容 價錢話が延々と続く。
②『言いたいこと』は話の当初から伝わっているけど、付随したどうでもいい天麩羅のころものような話が延々と続く。
どちらにせよ、『延々と続く』んですけど、割合からいうと①タイプが8割、②タイプが2割ですかね。
ショッピングモールのベンチに座って、ふたりで時間を過ごさねばならなくなったその時も、さい君と会話をするうちに、いつもの陥穽にはまり、上述で言えばタイプ①の、何を言いたいのかわからない長い、長い話に付き合うことになりました。
ああ、また始まった、結論は何なんだろう、早く終わんないかなあ、と思いながら、僕は半分聞いている振りをしつつ、極めていい加減に相槌を打っておりました。
さい君の話は、ぐるぐる回るばかりで、止め処なく続きます。
話の途中で、ふと、さい君がトイレに立ちました。
「いやあ、これで小休止できるぞ。」
トイレは、僕らの座っているベンチのすぐ近く、視線の方向にありました。距離にして10メートルに満たないくらいです。僕は、まっすぐに歩いて行きトイレの入り口に消えて行くさい君のうしろ姿を見るともなしに見ながら、すでにかなり長くしゃべっているのに、未だに言いたいことがさっぱり分からないさい君の話から暫時、-飽くまで暫時ですが-、解放されたことを内心喜びました瑪姬美容
数分後、用を足し終えたさい君がトイレから姿を現し、再び横に戻ってきました。あたりまえですね。
はあ、試合再開か・・・・と僕はひそかに身構えました。もっとも、真剣に聞く気持ちはあんまりないです。
と、さい君が言葉に詰まりました。おや、珍しい・・・と思っていたら、出し抜けにこう問いかけます。  


Posted by yyyyyyy6 at 18:26Comments(0)生活